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トランスミッション

KGC110ケンメリ 日産71Bクロスミッション

GC110ケンメリ 日産71Bクロスミッション

今回は亀有エンジニアリング社製(※以下 亀有)のクロスミッション組み付け作業をご紹介致します。

 

GC110ケンメリ 日産71Bクロスミッション

分解のついでにベアリング等の消耗品も交換を行います。廃盤もあり全ては交換出来ませんが・・・

GC110ケンメリ 日産71Bクロスミッション

車体から71Bミッションを降ろし、外装部分にクラックやミッションオイル漏れが無いか確認します。


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フロントケース内もミッションオイルが滲んでいないか確認します。

 

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それではミッションケースの分解を開始します。

 

GC110ケンメリ 日産71Bクロスミッション

ケース内からギアASSYを取り出し更に分解を進めます。


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センタープレートに装着されている3本のシャフトを取り外します。

 

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続いてバックギアと5速ギアを分解します。ギアに偏摩耗や欠けが無いか確認を行います。

 

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センタープレートを油圧プレスに固定し、メインシャフトを抜いてやります。


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カウンターギアとメインギアが外れたので、前項と同様に偏摩耗や欠けが無いか確認します。

 

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センターベアリングを抑えているプレートを取り外します。

 

GC110ケンメリ 日産71Bクロスミッション

シャフトとセンターベアリングを取り外し、センタープレートのみにします。


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シンナー系の洗浄剤で汚れを落とします。毎度の事ですが臭いがきつく健康にとても悪そうです。

 

GC110ケンメリ 日産71Bクロスミッション

センターベアリングを抑えているプレートは綺麗になりましたが・・・

 

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センタープレート側面は錆びていましたので、ワイヤーブラシで研磨しました。


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再度洗浄し汚れや錆が落ちていない部分を手作業で磨きます。

 

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センターベアリング・シャフト・プレートを組み付けます。

 

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カウンターギアのベアリングを外します。


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真っすぐに抜かないと高圧により変形してしまうので、慎重に圧力をかけます。

 

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無事に純正4速ギアが外れました。

 

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メインシャフトのベアリングも外し以上で油圧プレスによる分解作業は終わりです。


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純正(画像上)と亀有製(画像下)の比較になります。

 

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亀有製の方に、取り外した純正4速ギアを組み付けます。

 

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続いて新品ベアリングの圧入が完了しました。


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ベアリングを圧入する前に、異常が無いかしっかりと確認します。

 

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ベアリング圧入後にCリングで固定してやります。

 

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メインギア純正(画像右上)と亀有製(画像左下)の比較になります。


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ベアリングがスムーズに回転し、ガタつきも無いので再利用します。

 

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メインギアの組み付けを開始します。

 

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センタープレートにシャフトとギアを組み付けていきます。


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バックギアは既に廃盤なので新品交換が出来ません。かえりやカケを研磨して形状を整えます。

 

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メインシャフトにバックギアと純正5速ギアを組み付けます。

 

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ギア部分の組み付け工程は大半を割愛しますのでご了承ください。


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ミッションケースをシンナー系の洗浄液で洗い流します。

 

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汚れが落ちない箇所はワイヤーブラシを使い研磨してやります。

 

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乾燥したら耐熱塗料で塗装してやります。


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シフトレバー接続部のゴム製のオーリング(黄色矢印)が劣化するとオイル漏れになるので交換必須です。

 

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ミッションリアケース内側は特殊工具でしか分解出来ないのでDIYでの作業はお勧め致しません。

 

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ミッションケースのフロントとリア接合部に液体ガスケットを塗布します。


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ミッションフロントケースにギアASSYを組み付けます。

 

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続いてリアケースを組み付けます。

 

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フロントケースのオイルシールを交換しプレートを装着します。


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圧抜きバルブ(黄色矢印)が無くなっていたので新品を装着しました。

 

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一通り組み上がったらシフトチェンジのテストを行い、異常が無いか確認します。

 

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車速信号をとるドリブンギアですが歯の一部が割れてます・・・

 


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店舗在庫で中古品が奇跡的にありましたのでこれを使います。

 

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ドリブンギアのシャフトが入るケース内の(画像がピンボケでスイマセン) 【次へ】

 

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オイルシールですが、71Bミッションはこのオイルシールが劣化しオイル漏れするので新品に交換します。


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中古のドリブンギアをシャフトケースに組み付けし 【次へ】

 

GC110ケンメリ 日産71Bクロスミッション

ミッションケースに装着(黄色矢印)します。

 

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以上でクロスミッションへの換装作業は完了です。